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 渡り鳥に連れられて、ライム共々サファリアムへ生還。
 ライオンの巣に行ってみると、ライムは次代の長として認められていた。ネオも妻も一安心と言ったところか。
 ネオから「ネオの牙」と言う武器を受け取り、動物達の助力を得る事にもなった。
「東へ進むがいい。我々の仲間が川に橋をかけてやる」
 彼はそう言った。 ありがたく頼るとしよう。



 アフリカ大陸を東に行くとアラビア半島。そしてインダス川流域でマップ切り替え。ポップアップは「インダス川」。

 Σ( ̄□ ̄;)
 …サイが列をなして川に橋を作ってるよおい!

「アークさん。長の命令で橋を掛けておきました!」
 いや、これって「橋」と言うのかと小一時間問(略)。 
 …まあ、いいや。サイの背中を踏んづけて向こう岸に渡る。ゴーウェスト。



 中国大陸へ。
 チベット平原を越えて黄河流域に行ってみるが、今の所は何もないようだ。
 チベットの山間にマップ切り替えが存在するようだ。今度はここか…。

 ポップアップは「エクルマータ」。雪が積もった山岳地帯。寒々しい雰囲気。狼や氷の魔物がうろついている。

 途中に生えてた花が言うには「イエティはあなたの行動次第で敵にも味方にもなる」。
 …その辺うろついてる奴か。確かに普段はこっちを無視してふらついてるのに、こっちが一発殴ったら真っ赤になって攻撃してくるんだもんな。間違えて攻撃しないようにしよう。



 途中、岩から湧き出すお湯らしきモノに肩まで浸かっているイエティに遭遇。と、のー天気なBGM開始。…ヨミ登場か。
「これはなー温泉って言うんだぜ。自然に湧き出してくる薬湯で、浸かると傷とか痛みとかが消えるんだ」
 へえ。クリスタルホルムにはそんなもんないもんな。
「きっとこのイエティもどこか痛いんだろうな」
 それにしても気持ち良さそうに浸かってるよなあ。俺も一緒に入りたい。寒いしさあ。

 しかしゲーム的には俺は入れないようだ。仕方ないので気持ち良さそうなイエティを放置して先へ進む。
 温泉のすぐ傍には橋があったのだが、橋が壊れている。途中で切れているので向こう側に渡れない。他に道はないのか…。



 洞穴を発見したので入る。…このフォークみたいなヤリ持った奴嫌だなあ。殴られると混乱するのか。十字キーでの操作が変になる…。
 せめて操作が逆になる位なら、桃伝のかんじき形式でどうにかなるんだが、どうもランダムで決定されるようだ。アクションゲームでDQの回転床回避方式やっても大変だしなあ。
 このベビーサタンだかコアクマンだかにはこっちの攻撃も当て難い。頑張って逃げ回る事にしよう。こっちの動きを読むようだから、却ってフェイントなどに誤魔化されてくれる。

 …って、この洞窟は何がどうなっているんだ。行き止まり?でも他に道はないようだが。
 ん?この岩持てる…。
 ………俺はまたラーの巨木内でかましたケアレスミスをやっていたのか。でも画面が暗いからどれが岩で何処が地形なのか判り辛いんだよなあと言い訳をかます。

 この岩どかしたら階段から上に登れて…うわ、つるつる滑る。床が凍ってるのか。
 って、あっち側の下目掛けて滑ってるよ!傾斜がついてるから滑り台状態。止まらないし!目の前壁ー!
 ヅガーン。
 俺は滑り台で勢いつけて真正面から壁にぶち当たって、壁に大穴を開けていた。
 
 …この洞窟、こうやって抜ける攻略だったのか…本当にあっと驚く仕掛けがあるゲームだ。



 洞窟を抜けてエクルマータを彷徨う。
 雪の中、また花が生えている。こんなに寒々しい所なのに綺麗な花が1輪でも咲いているもんなんだな。
「怪我してそうね。あなたに私の葉っぱをあげるわ」
 そう言ってその花は俺に葉の1枚を取らせてくれた。「雪見草の葉」げーっと。

「私の葉っぱを温泉に入れても薬効があるわよ」
 …そうか。それなら、あの温泉に入れてやろう。あのイエティも気持ちいいだろう。何時までも浸かってたって事は、もしかしたら怪我が酷い奴だったのかもしれないし。



 出戻ってイエティがいる温泉に辿り着く。温泉の前で「雪見草の葉」を使う。…イエティ気持ち良さそうじゃーん。
「ありがとう!傷良くなった!」
 そう言ってイエティは温泉から上がってきた。と言うかイエティとも言葉で意思疎通できたのか。まあ植物とも会話できるから驚く事でもない。
「お前に礼したい!こっちこい!」
 …温泉入りたいんだけどなー。でもイエティに付いて行っている。



 そこは、さっきも行った橋が壊れた川。その橋の袂にイエティが立つ。
「お前、向こうに渡りたいか?」
 …そりゃあ、もう道がないみたいだから、向こうに渡れるもんなら。
「なら、渡してやる!こっち来い!」
 え、お前が橋の管理でもやってるの?橋掛けてくれるの?ありがとう。そう思って俺はイエティの傍に行く。

「こうする!」
 そう叫んでイエティは、俺を担ぎ上げ、力一杯投げ飛ばした。
 俺は向こう岸まで放り投げられた。

 …豪快だなおい!雪のおかげで怪我はないが…。まさかお前らこうやって渡ってるのか?だったら橋直せよ。
 というかこれからどうやってあっちに戻ったもんか…そう思って俺は周りを見渡した。

 近くにいた別のイエティと、視線が合った。
 …方法を理解した。しかしながら今の所は間に合っているので話し掛けずに先へ進む。



 こちら側も洞穴があったりと、あんまり状況は変わらない。同じ雪山って事か。適当に探索してアイテムを入手したり経験値や金を稼いだり、コアクマンもどきから逃げたりする。

 ある洞穴に入る。
 入ったらいきなり滑り台状態。うわあどんどん滑り落ちていく…出口が見えた。外に出る。
 眼前には、また壁だ!
 俺は先程の洞穴内のように、また大きな音を立てて壁に叩き付けられた。 しかし今回は流石に壁は破れない。弾き飛ばされただけだった。痛ってえ。

 …ん?地響きと共に…何故にボス戦BGM?



 岩壁の向こうから白い壁が迫ってくる。それは岩壁を飲み込み…。
 ――雪崩れだ!俺が今振動とでかい音立てたからだ!

 俺は焦ってダッシュして迫りつつある雪壁から逃げる。回避出来そうな横道もない。雪はどんどん迫ってくる。

 …崖だ。逃げられない。いや待て。鉤爪使って降りたら逃げられるか?
 しかし、そんな事を考えている暇もなく。白い壁は背後に――。



 俺は、そのまま、雪崩れに、飲み込まれた。


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