「LUWON」1巻感想



第7話「示唆」
「――で、主人公が中学生で、女性誌掲載にしてはかなりリアルな中学生像を描いている印象ですが」
「そうですね。女性視点で描かれるモラトリアム中学生と言うか。でもこの漫画の住民から見た黒矢は、ゲーム世界におけるルーザークみたいなものだと思うんですよ。礼儀知らずで常識知らずで態度はデカイ、と」

 …作中台詞を改変してみた。マジでそんな印象ですよこの漫画と黒矢。だから黒矢に対して共感出来る人と、(俺みたいに)頭を抱える人がいるんだろうなと思います。
 彼のような性質を通過した人間は現実にクラスに何人かいそうだし。「世間知らずの」正義感を心に抱いてた人間。実際にその正義感を行使して、クラスの人間から冷笑されたり賞賛されたりした事がある人。
 だから、リアルに思えて、黒矢と言う存在見てると頭痛くなるんだよな。

 「大聖誕祭」と称したゲームイベントが開催される。出席するは、シュミット社長笹ヶ原隆二。
 社長がゲーム製作の指揮を執ってる印象ですから、そこまででかいソフトハウスではないのかもしれませんな。チュンソフトみたいな感じか?
 「ハイパーマルチシナリオ」とは、つまりは物凄い量のシナリオを書いてみましたって事か。TRPG的な行動をもフォロー出来るようになっていると。ファミ通で連載されてた「あそびじゃないの」(だったか)で主人公が提唱してみたものの一笑に付された奴。多分ゲームシナリオ作ろうとする奴(RPGツクールレベルでも)が一度は憧れるゲーム形式か。
 今のゲーム容量ならそれも可能なんだろうな。特にグラフィックに費やす容量削っていって、シナリオライターや統括者が過労死する覚悟があれば、本当に様々な展開をフォロー出来るだろうな。デバッガーも死ぬ勢いだろうけど。

 ゲームヒロイン登場。「ウーミン」とはまあ、間抜けな名前に思うか独創的なネーミングセンスと思うかは個人の自由か。そしてキスシーンを父親の前でぶちかまされる。黒矢赤面。
 あるよなーゲームに限らずドラマとかでも。いきなりセックスシーン入られたらチャンネル変えたくなるようん。
 …今回の場合、黒矢父は真剣なまなざしなんだが。彼はこれを「ゲームとして」真剣に見てるんだろうけどさ。
 黒矢父はゲームCM見て号泣してたりしますけど、あくまでも息子と違って「ゲームとして」感動してるんだろうなと捉えている。息子はゲーム内の出来事を現実と同一視出来るのだろう。

 領主の館で領主と謁見、そして魔物襲来。ルーザークを探そうとする魔物に、ルーザークは対峙する。
 黒矢は天翔術で難を逃れる手段を発見。…ふむ、こういう展開はゲームやってて嬉しいよな。自分で謎解きできた快感。昔のパソコン・ファミコンゲームやクインテット作品ではこれが顕著だったなーと思い返す。

 最初のウーミンと「歌姫」ウーミンは果たして同一人物なのか。良く判らないまま「盟約の血の御子」としての力を示唆する。そしてルーザークの掌に浮かび上がっている紋様。それは黒矢にも存在して、以前現実に出会ったウーミン似の少女に示唆された事だった。
 「気付いておられるのでしょう?御身に人外の力が宿っている事を」
 「逃げてはなりません、殿下」
 「あなたの封印された力を解き放つ呪文のひとつをお教えしましょう。行きなさい御子よ。自らの真実を見定めるために」

 それらはあたかも、モニター越しに、黒矢に対して言われているかのような、台詞だった。

update 04/20
第6話「再度」
 メールでの「ここはおかしいんじゃないのかこら」な御指摘ありがとうございます。少々読み取り辛い部分がありました事をお詫び申し上げます。と言う訳で過去ログ部分に加筆してあります。
 尚、黒矢に対して少々厳しい表現が目立つのは、仕様です。諦めて下さい。がしかしこれは「現在の黒矢」に対する批判であり、今後(2巻以降含む)の黒矢の変化次第では批判がなくなる可能性があります。耐え切れない方は暫く間を置いて、感想の話数が溜まってからまとめて読んでみる事をお勧めします。

 前置きはここまでにして、第6話感想行きます。
 
 黒矢両親、グッジョブ。これに尽きる回です。

 以前にも触れましたが、少年の物語において両親がしっかりと見守っている事はかなり大きな事だと思います。特に、不安定な特性を持つ黒矢の変化に気付きそれをサポート出来る。出来そうで出来ない、素晴らしい事だなと。

 「もうゲームやらないから」と言い出す息子に対して、母親は「別にお母さん怒ってないわよ。ゲームやっててもそうして自分の事できてたらいいのよ」と答える。
 …あんなゲーヲタな父親持っておきながら、ゲーム悪者論に単純に走らない、出来た母親だなあ。と言うか「これ以上言ったら離婚よ!」は旦那が出張先にゲーム機持ち込んでまでLUWONやろうとした事に対する激怒だし、「あんたまで父さんみたいになったら母さん家出するわよ!」は黒矢がLUWONに熱中していて階下から呼んでも出てこなかったからだしな。普通に働いて家で生活している旦那に対しては、ゲームやろうが全く気にしてないんだろう。

 父親は、煮詰まってる黒矢の部屋に行って「何があった?」と質問する。そして黒矢は躊躇いながらも(いや、描写ないけど、多分)、友達ふたりと仲違いした経緯を語る。それを訊いて父は回答を導き出す。
 悩み相談を出来る父子関係を築けているとは、いい家族ですね。真面目に思います。
 そして「ならどうすればいいか判るだろ」「…父親みたいなこと言いやがって」「父親だもの」…素敵なやり取りだな。

 ま、結局LUWONに走るんだけどな。ナイスな父親だよ。

 さて、前回の仲違い、今回の父親からの示唆。黒矢の純粋まっすぐ君な性格が、必ずしも宜しい訳ではないと言う視点が示されます。「言動は正論かもしれない、でも世の中それだけじゃ渡っていけないよ」と。
 …実は逆ギレロッカーぶん殴りの際に「いやん作者さん、黒矢のコレを格好いいミャハ☆と思って描写してるんだったらどうしよう」とドキがムネムネしていました。しかしこのアンチテーゼ続きにより、作者視点から、黒矢のこの言動はいささか懐疑的な部分が見え隠れしてきました。
 それはつまり、黒矢がこれから変わっていくかもしれないという提示なのかもしれないなあ。
 「現実でゲームの魔法が使えたら?」と言う提示を経て、結局は少年の成長物語に落ち着くのかな。きっちり描写してくる作者さんだろうから、楽しみではある。

 街では「大聖誕祭」と称してゲーム発売イベント開始。コスプレしている奴まで居るようでもう。

update 03/21
第5話「過信」
 拍手で「LUWONサイト初めて見かけました」とか言って貰えて嬉しい限りです。
 「偉そうだし的外れなんだよみっともないよ」と言うご意見も頂きました。良かったらどの辺が的外れなのかお聞かせ願いたいものです…って書いたのに、LUWONに関しての意見じゃなかったらどうしよう。最近更新続きなのはLUWONだからてっきりこっち向けかと思ったが。「的外れ」に関してはマジで参考にしたいので(だってまだ話始まったばかりだから色々推測したいもんなーどの辺が間違ってるのか把握したいもん)、他の方も気兼ねなく拍手などで御意見下さい。個人の特定は出来ませんので御安心を。

 それはそうと感想行きます。
 少女と再会する黒矢。彼女と出会うと何故かくらくらする。「これはヤバイモノだ」と彼も直感する。そして「被験者」とは?「影響が自らの内に留まらない程に…」と掌を指し示す。さてはて…伏線引っ張って彼女は退場。

 その後、また先輩達とごたつく。今度は小坂と六反田も含め、どたばた。しかし…もうなあ。黒矢も売り言葉に買い言葉みたいな展開ばかりだ。
 ふたりをLUWONやらせるために家に連れて行こうとするも、先日の「被験者」発言が非常に気になって仕方がない。それがぎくしゃくの原因になる。しかしふたりの方も、先輩が「黒矢が言ってたぜ、オタクはイジイジして陰気臭い」との台詞が心に引っかかっている。もしかして黒矢は自分達の事をそう思っているのではないのか?だから――と。
 すれ違いの心情の挙句に、「まあ黒矢がそんな事言うとは思わないけど…」「それは…言った」「え!?」と、思いもかけない展開が来る。

 すいません、マジで黒矢のこの性格はどうにかなりませんか。

 オタクのイメージはイジイジして(略)だと黒矢は言う。それは先輩達に言った台詞で別にお前らに言った訳じゃないと。しかし「じゃあお前、俺達の事そう思ってたのか?見損なったよ」と小坂は怒る。
 予想外の怒りに驚いたのか黒矢は、逆ギレで居直り説教。「お前らそのイメージを変えるために何かしたのかよ!?」自分も「俺が何で説教してんだ?」と疑問に思ったようですが、時既に遅し。「正しいなら何言ってもいいのかよ!?」と小坂ブチ切れ。

 正論小僧ってのはこういう思春期の頃になりがちなんでしょうな。正論を守ると言うのは世の中にとって正しい事をしていると言う後ろ盾になる訳で、自己陶酔出来る手段だから。

 では、世の中では正論ばかりがまかり通っているか?
 そうじゃないだろう。正論ってのは世の中には窮屈な論理でもある。人の事情を考慮しない、通り一辺倒な論理だから。
 その辺を理解できるようになったら柔軟な思考が出来るようになる。そこでようやく「他人の気持ちを考えながら正しい事を出来るようになる」。

 正論を自分の中でのみ処理出来るなら構わない。しかし、人間が世間で生きている限り、その意見は他人に触れてしまう事がままある訳でな。
 まあその辺は2巻で黒矢を諭してくれる人物が出てくるから、置いておく。

 結局小坂と六反田は黒矢と仲違いしてしまう。黒矢は気まずいし自分がまずい事言ったとは判っているようだ。しかし「何が悪かったのか」はまだ理解出来ていない。

 あまりにも思春期めいた悩みを抱えたまま、次回へ続く。

update 03/19
第4話「不信」
 ちなみに何故ノートパソコンの傍に単行本1巻置きっ放しにせざるを得ないかと言うとこんな状況だからです。
 …つまり(別サイト日記やBBSでは以前話題にしたのだが)LANケーブル差込口の爪が折れてケーブルをテープなんかで固定しなきゃいけなくなってるんすよ。ケーブルの下に置くにはこの1巻が丁度いい厚さだったりしてな。ああ待て石を投げるな。

 さて感想行きます。…「フィールド」位英和辞典で調べろよ。しかしゲームの話題が共通の話題になると言うのは楽しいもんでしょうね。六反田達にとってみたら。
 彼らの呟きじゃないが、黒矢がLUWON始める前はゲーム嫌いだったはずで…何で友達やってたんだろうな。

 何故か朝起きられなくなる黒矢。ゲームに集中しているために過剰に疲れてるんでしょうかね。そしてそれをクラスメートで陸上部の囲崎に注意されると。
 で、陸上部にやってくるとまた先輩達とひと悶着。
 …つーかですね。黒矢ってはっきり言って性格が駄目だよな。自分の望まない事言われたらいきなりブチキレロッカー殴りですか。そして何気に(六反田達や先輩達双方を貶める)酷い事を言っている。押さえが利かない純粋まっすぐ君。正論のみを信じている、信じられる青さ。
 正直こんな奴近くに居たら嫌だ。彼のこう言った言動を肯定できるのは、彼と同じ位の歳の読者なんだろうか…。いつかは「あの時俺は若かった」みたいに苦い思い出として回想できるんでしょうかね。
 何故この悶着を2回に渡って描くかと言えば、後の大きな伏線になるからなんだろうな。
 その後回想される父への失望。彼に走る事を教えたのは元々は父親。しかし当の父は何時の間にやらゲームにはまってしまい、走らなくなる。彼は父親を見損なったと言う。
 しかし、父は黒矢に隠れて泣いた。「あいつが俺を裏切るとは思わなかったんだ…!」とは、黒矢が父を罵った事か。それとも他に何かあったのか。泣く父を見て黒矢は何を思うのか。

 「嫌な事は一旦忘れても、その後に倍になってのしかかってはこないか?」
 最近先輩と上手くいかない苛立ち、ゲームやった後は何故か起き上がれない疲れ。それらはゲームによって消し去る事が出来るのか?
 六反田達は気楽にゲームを楽しみ、「ゲームやってると楽しいじゃん」と笑う。黒矢のように過剰なまでに真剣にはやってないのだろう。
 落差が明らかになったところで唐突に黒矢が倒れる。そしてその前に現れたのは、この前の少女だった。

update 03/16
第3話「共感する」
 訳あって自分のノートパソコンのすぐ近くに単行本1巻が置きっ放しにされている(せざるを得ない)状況なので、とっとと1巻感想を終わらせてしまおうかと思います。配置上、手に取り辛い状況なのだがパソコンやってると嫌でも視界にに入る箇所なので、放っておくと気になって仕方がない。

 前話ラストで遭遇した謎の少女。ゲームに出てきた少女と瓜二つ。…ゲーム内画像と三次元の人物がそっくりと言うのも凄いですが、最新のゲーム記事とか読んでると(GFでよく取り上げられるようになったFF関連記事とかな)「これ本当にフルスクラッチのCGかよ」と言う位に技術は進歩してるからなあ。LUWONがPS2のゲームなら、本当に見分けが付かないのでしょう。

 黒矢の友達ふたりは、黒矢がかーちゃんにゲロったせいで結局LUWONを入手出来ず。それに負い目を感じたか、黒矢はふたりに自分がLUWONを持っている事を話し、遊んでいいという事に。
 途中のシーンで何気に陸上部の先輩達と折り合いが宜しくないっぽいのが判ります。つーか黒矢もいらん事言いだよな。先輩の方はからかってるだけなのに「ケンカ売ってるなら買いませんよ」だし。それは過剰防衛だろ。
 もしかしたら黒矢にとっては、自分が譲れない領域に攻め込んでこられてるから防衛しているだけなのかもしれないけどな。でもそれは世の中の人間においては「譲れる領域」なのかもしれないとは、思いが至らないようだ。純粋まっすぐ君。ここら辺が後の伏線になっていく。

 ふたりにLUWONをやらせてみる。が、黒矢とは明らかにプレイスタイルが違う。
 彼らは本当に「ゲームを楽しんでいる」印象。黒矢のように過剰な感情移入はしない。だからなのか、彼らの掌には黒矢のように紋様は現れなかった。
 ふたりが遊んでるのに戦闘シーン突入時には何故か黒矢も過剰な感情移入をしたようだ。まるで戦闘フィールドに迷い込んだかのような、そんな描写が。

 そして「LUWON面白かっただろ?」と訊くふたり。軽口っぽいが、表情は真剣。それに対して黒矢は「結構面白かった。やらずにけなしてたのは悪かった」と答える。それに笑う友達。
 多分、親友だと思ってる黒矢には、ゲームの面白さを理解して貰いたかったんだろうな。

 それにしてもゲームが異常なのではなく、黒矢が異常なのだと言う事が判ってきた。何故彼は魔法を使えるようになったのか。彼がゲームに過剰に感情移入してしまう辺りに原因があるのか。

 以上の文章の中、「ゲームが異常なのではなく黒矢が異常なのだと言う事が判ってきた」と言う一文が「黒矢の性格が異常と言う事ですか?」と言う御質問を頂きました。そうではなく、「ゲームソフト自体に何らかの異常な能力があり、プレイヤー全てに異能を与えるのではない。何故なら同じソフトをやらせた友達ふたりには何の異能も備わらなかったから。そのため、今回の事例で、黒矢に何らかの異常な能力があり、それがLUWONをやることによって異能が開花したのだと判った」と言う意味合いの文章である事を改めて表明しておきます。(3/21)

update 03/14
第2話「少女と出会う。」
 …はい、リアルタイムでは2ヶ月振りにゼロサム最新刊読みましたよー日下彦が月鬼にどてっ腹ぶち抜かれてましたねーGFでスヴァン追悼祭やったばかりなのにこっちでも追悼祭間近ですかー?……リョート化してきたな全く。
 このコンテンツ的にはLUWONに触れなきゃいけないんでしょうけど、正直今の展開は好きじゃねーぞ。結局ゲーム世界に突入してしまうのなら、それは既存の作品で良くあるパターンだからな。それに今月の設定で既に既存作品(具体的に言うと「.hack」シリーズ)の匂いを感じ取ってしまった。読み終わった時点で「大丈夫かなーコンテンツ化早まったかなー」と考えてしまいましたよ。

 まあそれは3巻が出てから考えるとして。今回は2話感想行きます。
 黒矢、魔法を使う。よく考えてみたらマジスタも「我々が生活する現実世界に魔法が侵食している世界」なんだよな。マジスタの魔法使いが使う飛翔魔法とかも、こんな風にウィンドウが見えてたりするのかね。

 確かに普通のキャラクターはこっちの話訊かないよな。それはゲームにありがちな事ですね。と言うかこのゲーム、普通のキャラも重要キャラと同じような形式で喋るのか。声優さん付き?無駄に金使ってるような気がします。
 「噂好き妖精」ピノン登場。人外っぽいがまあ、ゲームキャラなんだから別にそれでも当然か。
 それにしても黒矢はピノンに対して「こいつは死んだりしないよな」と考えているのか。非常に彼らしいのかもしれないなと思います。オープニングイベントの王都襲撃にてルーザーク(そして「ゲームを初めてやる」黒矢自身)が初めて仲良くなった少年が死んだ事が心に引っ掛かってるんだろう。
 ゲームに慣れたプレイヤーは、少年の死は只のイベントとして消化してしまうだろう。しかし黒矢にはそれが出来ない。その辺りが「現実に魔法を具現化できる」能力の糸口なのかもしれないのかなあ。

 ゲームイベント時に出てきた少女。
 そしてその後、コンビニに買い物に行った際に話しかけてきた少女。
 顔が同じ。すげー美人。

 「LUWONたのしい?でも止めておいたほうがいいわ」彼女はそう言う。凍り付く黒矢。

 …まだまだ導入ですね。
update 03/10
第1話「LUWON」
 (このサイトの更新具合を見ればお判りになるように)元々堤抄子ファンとしてGファンに出戻り、その際に真面目に雑誌を買い始めて全ての掲載漫画を読むようになりました。
 そしたらマジスタが面白いと気付き、単行本集めようかなーと思っていた最中に目撃したのがゼロサム。「そういやアダが連載されてるんだっけ」と思いつつ手に取ったら、丁度LUWONの連載が始まってました。と言う訳でこの1話はリアルタイムで読んでみましたよ。

 キャラクターは、マジスタの林間学校編でゲスト出演してきた浦島太郎君中心。この漫画のネタを何時から暖めて来ていたのかは謎ですが。
 黒矢は筋金入りのゲーム嫌い。それは父親がヲタだから。しかし父親がゲームにはまったのはそんなに昔のことではないようで。…LUWONやってるゲーム機がPS2みたいだって事を考慮すると、この父親絶対SFC世代すら掠ってねーな。

 で、そんな父親が発売4日前に奇跡的に入手した話題のRPG「LUWON」。結局母に取り上げられ、黒矢がそれを預かる事となる。が、父親は黒矢にそのゲームをやらせる事で自分も楽しもうとする。
 無理強いではなく、「しょーがねえ親父だ」とコントローラー受け取る訳だよな。この辺りがきちんとコミュニケーション取れてる親子なのだと思う次第。今後色々ある訳だけど、家庭内不和が存在しなくて父母はきっちり黒矢を見守ってくれていると言うのはかなりの心の支えとなると思う訳で。
 それにしても「イベントシーンの合間合間に色々出来るんだよ」って。自分が色々する合間にイベントが挿入される訳じゃないんかい。俺レゲーゲーマーなんだが、最近のゲームってイベントシーンが増えたんだな。
 そもそもこのゲームってアニメ絵が動いてるんだろうか。それともポリゴン絵?キャラの台詞はテキスト表示じゃなくて声優さんが喋ってるのかねえ。

 主人公ルーザークが魔法を覚えてセーブした時点でゲーム中断。翌朝、黒矢寝坊。
 どうやらこのゲームをやった後は普通じゃない疲れが来るらしい。極度の集中を強いられるのか。それともゲーム自体に得体の知れない力が含まれているのか。その辺は未だ謎。

 天翔術を唱えてみる黒矢。あんなもんをゲーム概念の予備知識すらない彼が覚えている辺りは、ご都合主義と書いておやくそくと読むべきか。
 そしたら何故か現実に空を飛べてしまう。
 「親父ー!ゲームってこんなにスゴイもんだったのかー!?」
 あまりに無知な驚愕。そして彼の掌には謎の紋様が描かれている。

 連載第1話としては掴みは非常にいい代物だと思う。
 まあ今後、マジスタが凄まじい放置プレイ&やる気なさげな原稿掲載になっていくんだがな。LUWONとの等価交換と言う事なのか。

 本編には関係ないが、キャラが初登場する際に紹介文が天の声形式で付いてるんだよな。これって一歩引いた所から物語を描写しているという意味合いなのだろうか。何せ黒矢の紹介が「この漫画の主人公」だしな。何てストレートな。一昔前の漫画かよ。
update 02/29


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