月刊Gファンタジー04年11月号感想


高田慎一郎「ククルカン」

相変わらずキャラの書き分けが出来ない人ですな。
空軍モノと、多分にこの作家さんの本領が発揮できる舞台ですが。

男しかいない環境に女の子が男装して潜り込むってのは
ある種の黄金パターンですな。
少女漫画的でもある。
新兵時代だからまだ誤魔化せるだろうけど、
今後昇進して行ったらどうなるんだ?

いや、そこまで連載続かないかもしれないけどさ。
実も蓋もない。

堤抄子「聖戦記 エルナサーガ2」

→「エルナサーガ2」特設ページに感想は書いてあります。

天乃咲耶「現神姫」

おーやっちまうかー。
「子供を産ませる」と言う姫の存在定義自体からして当然か。

しかし本当に天然だな。
「この状況でやるこた一個だろうが!」って本当だよ。
マジで襲われようとしている自覚がなかったのか…。
どうやら千姫は自分が「現神姫」であると言う自覚がなかったようだから
そんな風に狙われているって自覚もなかったんだろうな。

斎君が女の子だと発覚。
途端に俺的萌えキャラに昇格。うわはははは。
今まで「うわーBL臭えー」とか思っててごめんなさい。
この作家さんはマジで正統派少女漫画家さんなんだなあ。

「そのまま死ね」には大笑い。酷え。
やはり不幸キャラだな彼。

斎が言う「マスター」ってのはカガリ(漢字変換出来ません)。
でも目をくれたのは「姫君」。
目を貰う事は出来た、でも「復活」はしていない。
果たして壱の姫の処遇は今どんな事になっているのか。
カガリは壱ではなく第二の現神姫である千姫の方に狙いを定める。
それは何故か。壱とは子を作れない状況なのか。

「君は本当に強くなりたいと思った事がないんだろ?」

普通に考えたら次号から修行編ですか?
…WJじゃあるまいし。

TAGRO「宇宙賃貸サルガッ荘」

アグリーとエグリーが揃い踏み。
彼女らは自分達を「白の魔女」と呼び、
「黒の魔女」メウを殺そうとする…のか?

そして彼女らの伝説すら知っているリコ。
白の魔女側に立ち位置を変える…のか?
サルガッソーの探求のためにメウを研究してきた彼だったが…。

「メウを裏切るのか!!」
「私は自分を裏切った事はあっても
彼女を裏切った覚えはありませんよ」

リコはそう言いつつも一旦決別するのか。

サルガッソーに飛来する帆船。
それに乗るのは白の魔女の姉妹の父親。
何やら…テルに似ているような気がする。
しかし彼の曽祖父はサルガ入りしたものの
(ボケ老人扱いされつつも)戻ってきたはず。
では、この振りは一体?

山場が近いようだ。
以前「天空物語」に感じたように、終わりへの道筋を感じる。

柴田亜美「カミヨミ」

どうやら作者公式サイトによると
今年中には2巻を出すようで、その2巻で赤間関編完結みたいです。

でも今月号ではまだ終わっていない。
当たり前だが今年は12月まで。
12/17発売の1月号分が12月発売の単行本に収録されるとは思い難い。
…つー事は、11/17発売の12月号で完結か?
後1話でこのストーリーは完結?マジで?
物凄く駆け足でまとめに入らなきゃ無理っぽいんですが。

それとも、追ってくる菊理はまた別の話になるんかな。
彼女がまだ死なないなら、それはそれでいいんですけど。

で、本編。
グロイね!凄い方向追求してるね!
E'Sも容赦ないけど、まさか柴田亜美がこんな事してくるとはね。
まあ「チャンネル5」も結構キッツイ描写多かったけどさ。

土方 悠「VANPIT」

単行本1巻買いましたよ。
鋼みたいにカバー外すと何かあるんですね。
GFコミックスでもそんな遊びやってるんだな。
エルナ2ではそんな事ないから想定してなかった。

でもこの連載見る限りでは、最終回近そうだね!

だってポチや礫が吸血されちゃったもんなあ。
吸血鬼化された奴を元に戻す方法って殺す事しかないみたいだし。
これって最終回への道筋立ててるようなもんじゃないか。

それとも玄白たんが訳していた書物に、
それ以外の方法が載ってたりするのかね?

…どう収拾つけるんだろうなあ。

渡辺浩弐/遠野ヤマ「プラトニックチェーン」

先月号段階ではナルミが全く喋ってない事に違和感を覚え
「これってもしかしてプラチェに投影させた幻影なんじゃないの」
とか推理してました。本人はここにはいないと。

今号で腕吹っ飛ばされた際に「おお?」とか思いましたが、
結局は身代わり立ててたんですね。
やっぱり本人はいなかったのか。

ナルミ本人は双眼鏡で様子を確認していた模様。
でも会話内容までは判らんわな。
「システム」とか「あの人」とか、古谷が色々ほざいてましたが。

それにしても、いくら自殺志願者とは言え
ここまでたくさんの死人が出てしまう辺りが何とも言えん。
頭脳戦に勝利はしたけど、ナルミはそれらを救った訳ではないんだよな。
結局「自殺は個人の自由」と言う事なんでしょうが…
ある意味後味悪いなー。
これもまたプラチェ的世界観か。

鎌谷悠希「隠の王」

首領結構いいキャラしてんな。
何処までマジなのか判らん。

壬晴君の片目が失明の危機に陥ったのは
今後森羅万象が発動して回復させるための伏線ですかね。

「坊ちゃんが叫んでくれたおかげですぐに位置が判ったんだよ」
と、医者のおばちゃんは壬晴の頭を撫で、帷先生の命は助かる。
壬晴は「あんな大声を出したのは初めてだ」とぼやく。

「喉が痛い」と言う呟きにはどんな意味が込められているのか。
初めて能動的に行動して他人の命を救った事実にすら
「めんどくさい」みたいな感覚しか抱いていないのか。

水無月すう「わたしの救世主さま〜lacrima〜」

えーと、ガンガンは本誌買う事増えてきてるんですが
買い始めた頃からこの漫画載らなくなりました。
あっちの編集さんとごたごたあったそうで。
結局GFの編集さんが引き取って心機一転連載再開って事ですよね。
そのまま打ち切り終了にならなかった辺り、
ガンガン本誌では人気があった漫画なんですよね?

2ヶ月分読んだ限りでは、不良債権抱え込まされた気分なんですが。

萌え漫画なのか?
でもこれ、典型的な「顔だけ上手い、全身描かせるとヘタレ」漫画家だよな…。
先月号付録の下敷き見た時には
「何だこのひん曲がった骨格は」と呆れましたよ。
GFってネタはともかく絵は上手い作家多いんだから、
もうちょっとまともな絵を描けるようにならないとまずいんじゃないのか?

つー訳で、そんなに厳しくはないがアンケート主義を取っているらしい
(打ち切り漫画がそこそこあるしな)GFで
どこまで生き残れるのかがある意味楽しみな漫画です。
これで生き残ったら、最近の中高生の感覚がマジで判らなくなりそうだ。

結賀さとる「E'S」

落とした。単行本からの再録。

なのでGF先月号感想やってないことだし、
ここで先月号感想を簡素にやっておこう。

戒が結局生きて解放されましたね。
本気で殺すつもりはなかったのか。
結構な怪我ではあるが、こんなん彼には良くあることだ。

…って、その位しか書く事がねえや。
本当に進行遅いよなこの漫画。

MAKOTO2号「テイルズ オブ デスティニー2」

続編ゲームで何が一番萎えるかっつったら、
前作の「英雄」主人公が、本作の中ボス程度に殺されるって展開ですよ。
このゲームでもそれを地で行きやがりますか。

まあ傷を負ったのが「誰かを庇ったから」と言うのが
せめてもの救いと言うべきか、それとも
「前作で世界に平和をもたらした程の強さだったんだから、
最初から圧倒しておけよ」と言うべきか…。

今回の話はゲーム原作に萎えたんであって、
漫画自体はどうでもいいです。

鈴木次郎「壮太君のアキハバラ奮闘記」

何つーか、ここ最近のこの漫画
ヲタの厭な面を赤裸々に抉り出してくるので
凄く辛くなってきた。ギャグで爽快感がなくなってきた…。

壮太にとって、パピコとエリは同列じゃないのかよ…
あからさまにエリへの愛が失われてきてるよ。
かなりまずいよこれ。

最後にやってきたのは、編集長だったりするんでしょうか。
そのままボイヘ就職とかだったら笑っていいのやら泣くべきなのか。

氷川へきる「ぱにぽに」

「55話ぶりに事件解決」に吹いた。そんだけ。

PEACH-PIT「ZOMBIE-LOAN」

あれ?シトって特別なゾンビなのか。
だから葬式とかの時にひとりだけ判ったような事を言ってたのか。

で、新キャラ続々と登場。
そんな訳判らん空気の中、相変わらずネガティブモードなみちる見てると
逆に癒しを感じるようになりました。変だぞ俺。

真柴真「夢喰見聞」

この漫画の依頼人は
「無意識に自分の記憶を欠落させている」ネタが
非常に多いですね。正直食傷気味です。

「夢」と言う「自分が自覚しない自我が現れるネタ」を
取り扱っている以上、そこからは逃れられないのでしょうか。

冒頭の「靴下が下がっている」と言うのは一体何だったんでしょう。

福盛田藍子「ティルナフロウ」

…チコ大丈夫かなあ…頭が。
かなり天然入った子で楽しいですな。

見開き全開でのぺーっとした「かわりめ」さん達が
空を飛んでいく様は爽快感ありますな。

しかし漫画ではこれから夏かよ!
現実ではいよいよ冬だってのに!
ここまで季節感逆行させてる漫画ってのはそうないよな。

岩佐あきらこ「阿佐ヶ谷Zippy」

で、何故ここまで露骨にトットリなの?
若菜一族にあんまり似てねーし。
どうやらパプワ同人やってたらしい作者の萌え願望?

それに何故女子高。しかも一樹が女装?
…今読み直してて、学食のメニューの「本日女性サービス」って
女子高なのに意味ねーじゃんと気付いた。

「かなり痛い」→「あいつら除霊でKILLかな!?」には
腹抱えて笑いました。
そしてトオルと若菜は24か。そんなもんですかね。

ところでトオルは今度産む使ってないのか?
百発百中かよ…そらマンションの玄関先で
包丁持った女が待ち構えてるって。

naked ape「switch」

ドラマCDとかボーカルCDとかが出る日々なのに
原作では当の主役コンビ出てこないってどういう事だ。
まるでハーメルンアニメ化当時みたいだな。

バンドメンバー編ですな。
これもまた他の奴みたいに半年ペースになるのかな。
冴木がクスリ決めてるってのは事実のようだが、
それでもストーカーが実在するのも事実のようだ。
幻覚による自傷ではないようで…。

…あのストーカーが冴木ビジョンから見える幻覚で、
自傷も赤文字ビラばら撒きも自作自演って可能性は否定できないが。

河村塔/坂本あきら「ゆらふるべ」

冒頭まとめでようやく把握できる事実が多いこの漫画。
多分ついていける読者も殆どいなかったのでしょう。
「最終回間近」だとよ。

長い話をひとまず拝聴させて頂きますか。

もち「ちょめッ!!」

短気集中連載。
不条理なのかヤケなのか、とにかく畳み掛けるギャグは相変わらず。
しかしますますG「ファンタジー」じゃなくなってきたな。

この手の不条理マスコット的キャラが
この作家さんの持ち前なんですかね。お師匠様…。

住吉文子「天のおとしもの」

アーガイル発病か?
GFコミックスは長くて5巻位で幕引くのが通例なんですかね。

何にせよ再びシリアス展開突入っぽいので楽しみです。



休載はいつものアレ。
つーか鳩は休載告知イラスト載ったきり
「休載欄」にも載らなくなりましたな。

G-TRIBEは…女装ネタってあざといっすね!
男子校だからって、そんなに飢えてるんでしょうか。
仮にも「エリート育成校」なんだから、もっとこう、な?

そういや感想書くために読み返していて
初めて堤抄子後書きの「OICINEMAも見てね」の意味が判りました。
あの映画紹介コーナーの事だったのか。

しかし「かなり珍しいメニュー」呼ばわりされた「ガメラ2」です。
コーナー自体から浮いてるんですねこの選択。
しかも「シェフはファンタジー漫画の日本代表、堤抄子先生です」と
紹介されているのに、「ガメラ2」。
カットもまんま「軍モノですか?」と突っ込み入れたくなる代物。
…先生…この浮きっぷりが何だか凄いです。

次号まとめ。
表紙:隠の王
巻頭カラー:カミヨミ
センターカラー:隠の王(だけ告知)

何と言うか、明らかにプッシュしている漫画が良く判るな。
GFってE'Sアニメ化の時も感じたんだが
(伝え訊く所によると、どうやら峰倉氏からの伝統らしいが)
売れてる作家を使い倒して壊す事があるみたいですね。
既に結賀さとるが壊れかけっぽいので
これ以上無体は止めて欲しいなあと思います。

まあスケジュール管理が堤抄子並に物凄く上手い柴田亜美に
(月刊連載2本は当たり前なベテランかつメジャー作家なのに、
落とした事が片手で数えられる状況ってのは凄いな…
もっともファミ通連載も落としに入れたら
昨今で一気に記録更新気味だが)
そんな心配するまでもないか。



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