月刊Gファンタジー最新感想。

2003年12月号

久々に更新してみようと思い立ちました。
来月も出来るだろうか。

河村塔/坂本あきら「ゆらふるべ」

巻頭カラーで連載昇格。
読み切りの数回分は好評だったのでしょうか。

個人的には初回だけしか印象に残ってません。
あの時は印象に残る絵だなーと思ったのですが
二回目以降は何だか普通の絵に思えてしまいました。

サイバーパンクな世界観は興味深いですが、
漫画内だけで説明出来ない時点でどうかと思います。
あの用語解説って毎回載るんかな。

サイバーパンクの世界観ならば
技術は電脳だけで終わらせて貰いたいので
電脳法術とやらがファンタジー入ってこないように願いたいです。
早い話が俺はシャドウランちっくな世界観は
あんまり好きになれんのだ。

ストーリー自体は…何話か連続した話っぽいので
今の段階では保留。
チトセ氏(とくまさん)の設定は割と好みかもしれません。

式部玲「グローランサーIV wayfarer of the time」

改めて予告漫画から読み返したのですが、
見事に厨房ファンタジーっぽい世界観だなあと思いました。
美形のにーちゃんから黒い翼みたいなもん生えてきてたり
「天使」が敵だったり。
俺の好みじゃねえ。
つーかこの作家、絵があんまり上手くな(ry

ところでゲームのコミカライズみたいですが、
RQのグローランサとは全く関係なさそうですね。
(ゲーム歴がSFCで止まってるレゲーヲタ兼卓ゲーヲタの呟き)

ストーリー的には、団長には死にフラグ立ったなと。
そんでもって新生傭兵団もおそらくは全滅フラグだな。
風の噂に「あんなに強かった傭兵団が…」とか
主人公達が訊いて愕然とするんだろうな。
ああ王道展開。

梶原あや「今月のネコラス」

内輪漫画。
今回のゲストは真柴真女史。
つーか何処から何処までが実話なんだろう…。

やはりガンガンの厚さなら人を殺せるんですね。
死んでませんが。
後、生肉喰うのは確かにいやんですが、
焼肉のたれを直に飲んでるのもどうかと思います。

…マジで何処までが真実なんだろうな。

真柴真「夢喰見聞」

珍しくバッドエンドではない回。
が、しかし意味が判らんかったりする。

西の夢の中に流れてくる瓶は
戦死した恋人の夏夫の体の部位だった。
それを全て組み合わせると、夢の中では夏夫は戻って来た。
しかし余ったモノがある。
白濁した目玉。
「そんなモノは知らない」と西は拒否する。

夢から回帰した所に客が来る。
全ての容貌が夏夫に似通った男。
しかし只違うのは、片目がない事。

彼は夏夫の双子の弟、冬夫と名乗る。
兄と同じく彼も西を愛したが、西が選んだのは夏夫だった。
しかし夏夫は戦死。
西は悲しみのあまり冬夫に
「あなたが代わりになればよかったのに」と言う。
だから冬夫は、兄に近付くために白内障の片目を抉り取った。
それでも西は冬夫を受け入れない。

冬夫は蛭弧に西の夢の中に連れて行って欲しいと依頼する。
夢の中で兄を見て、自分に何が足りないのかを知りたい。
もしそれを補う事が不可能なら、潔く西の事を諦めると。

夢の中。
白濁した目玉となった冬夫。
西と夏夫は蛭弧と冬夫を無視して語らいあう。
冬夫は「兄の目玉と僕を入れ替えて欲しい」と頼む。
蛭弧はその通りにした。

しかし西は「夏夫さんは夏夫さんなのだから」と泣く。
決して冬夫を受け入れようとはしない。
失望する冬夫。
と、その体には今まで夏夫として
語り合ってきた西の声が残っていた。

私はどうすればいいか判らなくて冬夫さんを無視してきた。
だって彼はあなたに近付くために目を抉り取った。
だからこそ私はあなたの死を受け入れる事が出来なかった。
彼は私を介して全てをあなたに近づけようと望んでいたから。
もし、私があなたの「死」を受け入れてしまったら――。

その声を訊き、冬夫は自分がなすべき事を理解する。

それから後、西から再び手紙が届く。
彼女の夢は相変わらず続いていた。
しかし今は、夏夫とふたりで幸せに過ごしている夢だった。
そして彼らの元にまた、瓶が流れ着いてきた。
今度は一箇所足りない。それは蛭弧が持っていた。

夢の中では3人で幸せに暮らしている。

…ってまとめてみた。

んー、つまり西が夏夫の死を認めたら
冬夫も死ぬだろうと危惧したって事か?
「全ての状態」を夏夫に近づけようとするのだから、
存在が「死」である夏夫と同一になるためには
やはり死ぬしかないと言う事か。

正直その解釈は目から鱗がばりばり落ちて来るんだが。
だって冬夫が死んだら西と愛し合えないじゃないかい。 どうしてそう考えるかなー西。
その辺り、やはり精神が逝ってしまってるのか。

それとも「私を介して夏夫に近付こうとしていた」だから
西としては冬夫が愛していたのは西個人ではなく
兄自身なのではないかと感じていたと言う解釈か?
それならば兄がいない世界ならば
いっその事終わらせる事を願うのかもしれないな。
(自分のF1二次創作パラレルでもそういう話を書いたから
それなら理解できる。しかも同じく兄弟ネタだったしな)

で、西の心中を知った冬夫が「僕はどうすればいいのか判った」として
果たして夢から醒めた後どうしたのか。
後の夢で瓶詰になってる辺り、死んだのだろうが、
それは自殺なのだろうか。それとも病弱による死なのだろうか。

「僕は西さんを苦しめていた」と言うのが気に掛かるが、
だからといって自殺したら彼女の危惧を的中させる事になって
取り返しのつかないまでに苦しめるんじゃないのか。

あー訳わかんねー。

そして一番訳が判らんのが、
嫌いな漫画に属するこの作品に対して
ここまで考察書いてみる俺自身だ。
ともかく今回の話は文学ちっくですな。

高田慎一郎「E.T.O.」

今回は虎の十二祇。って猫耳かよ!
そしてその衣装は何だよ!
がらがらうるせー!
隠密作戦には絶対に同行出来ませんな。

十二祇が全員揃うまでは話は動きそうにありません。
女の子達のコスプレ漫画みたいな感じだ。

松沢夏樹「華の神剣組」

桃也に四鬼王がばっさばっさと斬られた頃には
「ああ最終回近いんちゃうか」と思ったものですが、
まだまだ一山ありそうな情勢。
とは言え大嶽が今度こそ片付いた今、
残るは田村丸(と鬼皇)だけなので
収束へのカウントダウンでしょう。

棗は死んだ事にされて一真に祈られてますが、
おそらく死んでません。
そして次号ではようやく復帰した高丸対田村丸っぽいですが、
田村丸は結局やられる事なく鬼皇と相対して
そこで斬られて噛ませ犬的扱いにされる展開に
今まで桃也が喰った甘いもん全部賭けます。

天乃咲耶「現神姫」

90年代前半頃の少女漫画を追体験しようと思って読んでます。
筋はよく判りません。
ステンシル時代を知らないのでねえ。

結賀さとる「E'S」

微妙に話が動き始めたかな。

神露は作られた人格を無自覚に演じてるんだろう。

そしてラボの研究者達。
能力者に対する目は、そんなモノだった。
それに気付かず能力者は従う。

"足りないモノを与えてくれる者に支配されてもいいと思う"
「みじめな能力者の心の隙間を埋めてくれる奴を」

気になる引きだったのに、来月は休みですよ。
別の連載始めるなや…。

岩佐あきらこ「阿佐ヶ谷Zippy」

前号段階では「犬神使いとしては
犬丸の姿勢の方が正しいんだろうなあ
安易に悪役ちっくに描写して貰いたくないなあ」
とか思ってました。

犬神や召喚獣はペットじゃねえ。
時には術者が暴力的に支配して、
その死も念頭に置かなきゃならんのだ。
ならば恭一郎みたいな犬神使いなんざ普通いない。
それが判っているから彼も実家からドロップアウトしたんだろう。

実家には恭一郎を殺すだけの「正義」は充分にある。

…とか思ってたんですが。
今月号で犬丸にはとんだゲス野郎である事実が浮き彫りになったので
完全悪役として定着でしょうな。

で、ぶち切れた一樹が犬丸をワンパン撃沈。
強えんだな。むしろ術使わない方が(ry

新キャラのひとり(延々エキストラ扱いで出張ってたが)は言霊使い。
それにしても「ゆらふるべ」連載に合わせて
由良布瑠部の神咒出してくるのは狙い打ったのかね。

この騒動で恭一郎はZippyから手を引く事に。
新組織も明らかになった事だし、
暫くはシリアス路線で推移ですかね。

ゆうきあずさ「アポクリファ/0」

人気あるんでしょうが、
この雑誌で一番ついていけない作家さんかな。
原作ゲームつきは原作を知らないと厳しいのか。

あー半端に説教くせー。

氷川へきる「ぱにぽに」

1Pギャグの連作の割に
最近続き物っぽくなってきたなあ。

幸宮チノ「ドラゴンクエスト 天空物語」

可愛い絵柄の割に台詞回しが結構格好いいので好み。
今月も船長の「おめーら愛してるぜ」には痺れた。

エンプルが豪快に裏切りそうなので楽しみです。

鈴木次郎「壮太君のアキハバラ奮闘記」

子供の頃にアニメキャラのプリントシャツ着てても
微笑ましいだけですな。
ってその頃からパピコにゾッコンLOVEかよ。

で、ゲームだが。
1ソフトにつき1回しかプレイできずに
リセット不可ってかなり辛いな。
技術的にそんな事は可能なんかね。
ソニーのレーベルゲートみたいな感じか。

そんな厳しいゲームで、いきなりオスのヲタク引き当てるのも厭だ。
嫌がらせとしか思えない。
しかしそのおかげで壮太たんはお母さんへの感謝の心を思い出す。

「親への感謝さえ出来ないオタは只の引きこもりだぜ☆」
店長は三次元への差別が激しいひとだと思ってたんですが、
こういう方面ではいいひとなんですな。

住吉文子「天のおとしもの」

おいおいるびくらの感動ぶち壊しだよ。
さらっとパロディってましたが
見田先生に対するコメントも全くなかったですな。
話通してるのか?いいのか?

最近はロリギャグにも慣れてしまったのか
「買ってすぐ読む漫画」から陥落中。
ギャグマンガを描くと言うのは大変な事なのだなあと思います。
勢いを失ったら読者に飽きられるんだろう。

MAKOTO2号「テイルズ オブ デスティニー2」

つーかジューダスって「1」で死んだと思われてた美形なアイツか?
…とゲーム原作を全く知らない只の読者は邪推中。

大清水さち「オーベルジュ ろわぞぶりゅ」

実はエルナとサルガと阿佐ヶ谷に続いて
続きが気になりつつある漫画だったりします。

これから色んなお客さんが
オーベルージュにやってくるのでしょうが
何処まで独創的な異邦人を描写できるかで
その後の期待感は変わりますが。
(以前立ち読みした同じ作者の
「マリオノール・ゴーレム」が面白かったんだよな)

で、真幌場は男よ女よどっちよ。
幻の世界の出身ならどうにでもなるんかな。
輝の髪見て「作り直せないの?」とか言ってたし。

…ネット上の感想を見てたら
「劣化した千と千尋」とか言われてましたが。
宮崎アニメは「もののけ姫」のストーリーテリングの阿呆臭さに
はあ?となって以来見限ったので見てないんだけどね。
果たして本当に似てるのかな。

霧賀ユキ「てんしのはねとアクマのシッポ」

いい意味で同人ちっくで荒っぽい絵は好み。
でもそれだけなんだよなあ。

堤抄子「聖戦記 エルナサーガ2」

→「エルナサーガ2」特設ページに感想は書いてあります。

南澤久佳「魔法使い養成専門 マジックスター学院」

予告なく最終回。

…………Σ( ̄□ ̄;)

今までの伏線全て放置して逃げやがった!

とりあえず森ちゃんの「私には魔力が全くないから」
発言にはたまげた。
そんな設定訊いてねーぞと思った。

何はともあれ「第一部間」。
しかしながら作者コメントが
「またどこかでお逢いしましょう」てな辺りがどうにも。
この雑誌での近いうちの再開はないって事だよな…。

めでたくゼロサムのLUWONに掛かり切ってください。

naked ape「switch」

プレゼント企画にされてみたりと
結構人気がある漫画らしいですね。
そこはかとないCOOLでオサレな雰囲気が
雑誌購読層であろう中高生にウケてるんだろうな。

内部調査を任された磯部は
あっさり露木が怪しいと勘付く訳ですか。
これも捜査官の勘って奴か。

で、この漫画の楽しみ方のひとつが判りました。
ハルのコスプレっぷりですか。
成程、逆の意味で萌え漫画なのかもしれんなあ。

上田信舟「真・女神転生外典 鳩の戦記」

ケルベロスに二ケツたあ、なかなかいい悪魔の使い方しますな。

今後は暫くネトゲ内で推移ですかね。
それにしても大人のみが眠り病に掛かっていると言う状況か。

TAGRO「宇宙賃貸サルガッ荘」

現在Gファン内で2番目に楽しみな漫画。
どんどんSF入ってきて楽しいったらありゃしない。

メウが恐れるモノとは一体何か。
彼女が漂流船を見つける事で一体何が起こるのか。
というか今のサルガの住民達は漂流船の生存者のはずなのだが、
彼らを助ける際にも彼女は恐れを抱いたのか。

そして、何故外に出る事が出来ないのか。
ロロはその理由を知っているようだったが。


休載はゾンビ。
割とペース良く落とさずに
結構なページ数を連載してきた印象だったのですが、
ここに来て落とし癖がつかなければいいのですが。

次号の新連載陣で一番楽しみなのは遠野ヤマだったりします。
入賞作品から好みでした。
山神様も面白かったし。廃都の奴は微妙に判り辛かったが。
原作付きで暫く経験を積んで育って貰いたい新人です。

原作の渡辺コーズィは某必勝本の頃から読んでましたが
これは知らないや。
予告だけ見るとブギーポップみたいだなあと感じます。
あの手の都市伝説ちっくな作品集小説も好みの範疇なので
二重に楽しみにしておこうと思います。

2月号から連載持つのは柴田亜美でFAですよね。


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